宇宙ってなんだろう 『宇宙授業』 中川人司著

宇宙授業

宇宙ってなんだろう。ロケットに乗ればいけるのかな、と思ったあなた。いざ２分間の宇宙の旅へ。
そもそも宇宙って言葉は、中国の古い書物に由来する。宇宙の「宇」の字は‘上方四方＝すべての空間’を、宇宙の「宙」の字は‘古往今来＝すべての時間’を意味する。
実際の宇宙はどうだろう。「宇宙が始まる前は何があったのだろう」、「宇宙の外側には何があるのだろう」こんな疑問を持ったことありませんか。この『宇宙授業』という本による答えはこう。「その疑問はナンセンス」。はぁ、と思ったあなた、真相はこうです。宇宙の始まりが時間と空間の始まりである、です。つまり、時間の流れの中で宇宙が生まれたわけでなく、時間そのものが、宇宙の誕生とともに始まり、空間の中に宇宙があるのでなく宇宙自体が空間なのです。
　ああそうか宇宙って時間と空間のことなんだ、と思ったあなたはあと一歩。宇宙とは‘すべての空間と時間、およびそこに存在する事物全体’のことで、地球も人間も言ってみれば宇宙の一部です。宇宙は身近なものなのです。
２分間の旅はどうでした。旅の続きは『宇宙授業』で。
（JUN)

※JUNくん、ブログ初投稿ありがとうございました！
この本は「学生図書購入ツアー」で選んでいただいた本です。後日特別展示の予定です。（Oひら）